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LANケーブルを自分で作る、その作り方を知りたい!

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自宅内でネットワークを構築する場合に使うのがLANケーブルです。
最近では光回線の通信機器をつなぐためにも利用されています。

市販されているケーブルも当然あるのですが、自分に必要な長さのLANケーブルが
発売されているとは限りませんよね?

丁度いい長さのLANケーブルが見つからないという場合に、自分でLANケーブルを
作るという方法もあるそうです。

ではLANケーブルの作り方はどうやってやるのか。
その方法を調べてみることにしましょう。

   
   

LANケーブルを作るには構成するパーツと工具が必要

自分に必要な長さのLANケーブルを作るために必要なもの、簡単に言えば
LANケーブルのパーツと工具があれば作ることが出来ます。

基本的に工具は代用できるものも多いのですが、LANケーブルを作るということは
実はかなり繊細な工作になります。

細い導線を取り扱うことにもなるので、ちゃんとした工具を揃えることがおすすめです。
それも後で紹介しましょう。

後は当然ですが、LANケーブルを作るためのパーツが必要です。
こちらも簡単に言えばケーブル本体と接続するためのコネクタが必要です。

一応、工具は一度購入してしまえば後は何度LANケーブルを作るときにも使えますし
ケーブル自体もまとめ買いをすればコストを低くすることが出来ます。

工具の購入代金を考えなければ、市販のLANケーブルを購入するよりも自分で作るほうが
安くなるとも言われています。

では実際にどんな物が必要になるのか。
詳しく確認していくことにしましょう。

   
   

LANケーブル

LANケーブルを作るのですから当然LANケーブルが必要になります。
コネクタがなく、ケーブルだけという商品も購入することが出来ます。

ホースリールのように丸めて取り扱われている、100mや300mというまとめ買いをすると
かなりお得に購入できるのでおすすめ。

例えば「自作用LANケーブル」で通販サイトを探してみると、CAT6の100mの商品が
大体5,000円くらいで購入できます。

ただしこの「LANケーブル」にも色々と種類があり、自作に使いやすいものと自作で使う
ということが難しいという商品もあります。

自宅で使うなら、CAT6のUTPでシールド加工がされていない商品。
更にスタンダードタイプで出来れば単線のLANケーブルがおすすめです。

詳しく説明するとCAT6というのはLANケーブルの規格のことで、下り1Gbpsの通信に
対応しているギガビット対応のケーブルです。

このケーブルには平べったい薄型や細いタイプもあるのですが、自作するなら通常の
スタンダードタイプを使いましょう。

基本的に他の自作パーツもほぼスタンダードタイプに対応している商品なのでパーツを
探さずに簡単に購入できるのでおすすめ。

そしてケーブルにシールド加工がされているSTPだと自分で工作をするのが難しいので
シールド加工されていないUTPがおすすめなのです。

最後にLANケーブルは中に銅線があり、それが1本の単線と複数のより線があります。
単線のほうが使いやすいのですが問題点も。

単線だと細かく折れ曲がるのが難しいので、狭いところで使うならより線を選びます。
LANケーブルの選び方についてはこんなところでしょうか。

RJ45コネクタ

ケーブルと機材をつなぐためにはコネクタが必要です。
LANケーブルの場合にはRJ45コネクタという商品を使います。

こちらも自作でLANケーブルを作る人のために、各社様々な商品を取り扱っています。
かなりの種類があるので、とりあえず私のオススメの商品を紹介しておきましょう。

ロードバーありでツメ折れ対策ありのコネクタがおすすめです。

ロードバーとはLANケーブルの中の導線をコネクタ端子につなぎやすくするための
ガイド部品です。

コネクタ部分にセットされている商品と、普通にコネクタだけの商品があります。
ロードバーが有ると結線ミスが少なくなるのでおすすめです。

それとLANケーブルはコネクタ部分にストッパーになるツメが付いています。
プラスチック樹脂で出来ているので経年劣化で壊れやすくなります。

ストッパーを兼ねているのでツメが壊れるとLANケーブルが抜けやすく、接続不良
という状況になることも。

それを防止するための対策がツメ折れ防止対策で、これがコネクタに装備されていると
ツメ折れによるLANケーブルの抜けを防止することが出来ます。

後は選んだケーブルによる対応商品を選ぶことも重要です。
LANケーブルのカテゴリーに合わせたコネクタ端子を選びましょう。

またSTPならSTP対応、単線とより線どちらを選んだかによってコネクタも変わります。
ただ単線とより線の両対応というコネクタもあるので、心配ならこちらを用意しましょう。

モジュラカバー

コネクタとケーブルの接続部分を隠すためのカバーです。
必須ではありませんが、見た目も良くなるので使うことをおすすめします。

それにツメ折れ防止対策をしていないコネクタを選んだ場合、モジュラカバーがないと
かなりコネクタの耐久度に不安が残ります。

商品としては先付け、後付けを選ぶことが出来ます。
先付けのほうが耐久性は高いのでこちらをおすすめします。

必需品ではありませんが、100個で600円くらいと商品単価もかなり安いし
カラーを選ぶことも出来るので自作LANケーブルを作るならおすすめします。

工具

LANケーブルを自作する時には数種類の工具が必要になります。
必須ではないものもあるのですが、必須という工具も当然あります。

電気工具セットなどを持っている人なら、その中に代用できる工具があるのですが
初めて自作するという場合には工具をそろえるコストも必要になります。

ただ先ほどの電気工具セットがあればケーブルの皮むき器などはそちらにある
という可能性も高いです。

その場合には必要な工具だけを購入すればいいということに。

それとLANケーブルを自作するための工具セットも販売されています。
全く初めての工作というならこちらの購入もおすすめです。

本格的な工具キットの場合には12,000円以上かかるのですが、簡単なキットの場合
3,000円程度で購入できる商品もあります。

あまり安いものだと性能的にも不安なのですが。
必要と思われる工具を紹介していきましょう。

かしめ工具

コネクタとケーブルを圧着させるための工具が「かしめ工具」です。
RJ45コネクタの専用かしめ工具を使う必要があります。

安い商品の場合には圧着の力加減があまり良くないので、コネクタを壊してしまう
ということもあります。

大手通販サイトでは2,000円くらいで購入できるので、極端に安価な商品を探さずに
普通の商品を選ぶことがおすすめです。

LANテスター

作ったLANケーブルが正しくデータ通信できるのかを確認するための機材です。
自作をする場合には必須と言える工具です。

とりあえず機能としては「断線確認」か「結線確認」が出来るものを用意しましょう。
他にも色々な機能が付いているLANテスターはありますが、まずはこの機能が必要です。

こちらも大手通販サイトで2,000円くらいから取り扱われています。
LANケーブルの自作には必須となるので用意をしておきましょう。

皮むき工具

ストリッパーともいわれる、ケーブルのカバーとなっている外皮カバーを取るための
工具が皮むき工具です。

こちらの場合、はっきり言えばカッターなどでも代用することが出来ます。
ただケーブルのサイズに合わせられる皮むき工具があるととても便利です。

特にLANケーブルの自作では細い銅線のカバーをむくことが必要になるので
カッターだと中の銅線を傷つけてしまう可能性も高いのです。

LANケーブル以外にも多くのケーブルのカバー外しに使えるので、自作を始めるなら
用意しても無駄にならない工具かと。

   
   

自作LANケーブルの作り方を確認する

必要なものがわかったところで、実際にLANケーブルの作り方を確認しましょう。
自分に必要な長さのLANケーブルを作るにはどうすればいいのか。

電線と違うのは使われている銅線が2本ではなく、8本あること。
それぞれにつなげるところが決まっているので、間違えずに結線すること。

基本的な作業工程というのは、普通のケーブルを作るときとあまり変わらず
以前にケーブルの工作をしている人ならそれほど問題はないかと。

ただしデータ転送のケーブルなのでかなり細かい結線が必要になります。
間違えると通信が出来ないので、そこは注意をしましょう。

ではLANケーブルの作り方を手順に従って確認していきましょう。

LANケーブルを適当な長さに切る

まとめ買いをしたLANケーブルから自分に必要な長さを切り出します。
一応必要な長さよりちょっと長めに切り出しておくことをおすすめします。

カバーを取り除くときなどに銅線を傷つけてしまうと、使えなくなります。
その部分を切り落としても長さが足りるように、保険をかけておく感じです。

ただしあまり長すぎてもLANケーブルを自作する意味がなくなってしまうので
加減には注意をしておきましょう。

モジュラカバーを付ける

後付けの場合やカバーを付けないというならこの工程はいりません。
ただやはりおすすめはモジュラカバーをつけることですが。

LANケーブルの装着時にモジュラカバーがないと普通以上にコネクタ部分に圧力が
かかってしまうということも多いのです。

それほど頻繁にケーブルの抜き差しをするわけではないのがLANケーブルなので
あまり気にする必要もない、と言えるのですが。

先付けのモジュラカバーの場合はこの時点で装着するのがおすすめです。

LANケーブルの外皮カバーを取る

皮むき工具を使ってLANケーブルの一番外側にある外皮カバーをむきます。
カッターを使う場合は切れ込みを入れる力加減には十分注意しましょう。

LANケーブルの中には更に細い銅線が入っているので、それを傷つけないように
注意してカバーをむきましょう。

中に入っている細い銅線を「芯線」といいます。
こちらが切れていないか、傷ついていないかを確認しておきましょう。

それとCAT6以上のLANケーブルには中に十字の区切りが入っています。
芯線同士がねじれてしまわないようにケーブルの中が区切られているのです。

これもコネクタを付ける時には必要がないので切り取ってしまいましょう。
プラスチック樹脂が多いのですが、それなりに硬いので注意して切り落とします。

芯線を並べ替える

芯線を並べ替えて、コネクタの接続部分に正しく順番通りに差し込みが出来るように
準備をします。

現在のLANケーブルは特定の、特別なもの以外は一般的に「ストレートケーブル」を
使っています。

以前は「クロスケーブル」と言われる、芯線の並び方がちょっと違うケーブルも
多く使われていたのですが。

最近ではほぼストレートケーブルなので、決まった順番通りに芯線をコネクタに
つないでいくことになります。

芯線は8本、全て配色が違います。
橙白、橙、緑白、青、青白、緑、茶白、茶の8色です。

橙白というのは橙色と白色のマーブル模様になっています。
他の白と一緒になっているケーブルも同じ配色です。

上の順番はLANケーブルのコネクタを正面から見たときの順番です。
ケーブルの皮を向いた状態なら一番左に茶で一番右が橙白です。

コネクタに結線する

芯線を順番通りに並べ替えたら、それをコネクタに結線します。
ここで役に立つのがロードバーです。

コネクタにロードバーが付いていると、まずはロードバーに芯線を通します。
順番通りに通して、芯線を固定することが出来ます。

必要な長さに芯線をそろえるのも簡単ですし、コネクタに差し込むときにも
芯線の順番を間違えにくくなります。

当然ロードバーに差し込む時に芯線の順番を間違えないように気をつけることは
必要になりますが。

ロードバーに芯線を順番通りに差し込んで、ロードバーをケーブルに固定することで
芯線を切りそろえても順番が入れ替わることがなくなり、とても作業がしやすくなります。

後はコネクタをロードバーに差し込んで、端子部分まで芯線が届いていることを確認。
全ての芯線が先端まで届いていることをしっかりと確認しておきましょう。

ロードバーがないコネクタの場合、先に芯線を切りそろえてからコネクタに差し込みます。
この時に順番が入れ替わらないようにかなりの注意が必要になります。

それと全ての芯線がちゃんと先端まで差し込まれているか。
それもきちんと確認をしましょう。

最後にかしめ工具でしっかりとコネクタを締め付けます。
締め付けが弱いと不安定になり、最悪の場合ケーブルが抜けてしまいます。

ある程度強く、しっかりと締め付けておきましょう。

LANテスターでテストしてみる

コネクタの装着が出来たら、出来たLANケーブルをテストしてみます。
LANテスターを使って結線に問題がないかを確認しておきましょう。

断線などデータ通信のエラーが出た場合、芯線に傷がついているなど色々と
原因が考えられます。

とりあえずはコネクタを外してやり直し、ということになりますが。
初めてLANケーブルを作る場合にはコネクタのパーツなど予備を用意しておきましょう。

LANテスターで問題がなければ最後の工程です。

モジュラカバーを装着する

問題なく使えるLANケーブルが出来たら、最後に通しておいたモジュラカバーを
コネクタに装着します。

後付けのモジュラカバーを選んだ場合もこのタイミングで装着するのがおすすめ。
理由は先につけてしまうとテスターでエラーが出た時に外すことになるから。

カバーを付けたら自作LANケーブルの完成です。
必要な長さのLANケーブルを作ることが出来たはず。

芯線の順番は種類があるが、一般的には先ほどの並びで問題ない

ちなみに芯線の並びの順番は、結線規格という種類で別れているのです。
今回はストレートケーブルのT568B、B結線と言われる方法で作りました。

今の日本国内のLANケーブルの結線規格はほとんどがこのT568Bという規格なので
こちらでLANケーブルを作れば、ほぼ全ての商品で使う事が出来ます。

ただ特殊な通信機材でクロスケーブルが必要、というならその並びの結線規格で
LANケーブルを作ることが必要になります。

そして芯線の並び方を間違えると、どんな通信機材でも使う事が出来ません。
自作LANケーブルを作る時には、芯線の並び順には十分な確認が必要です。

   
   

自宅の壁の配管にLANケーブルを通す場合には自作が必要な場合も多い

今回、自作LANケーブルの作り方を確認しましたが基本的には普通に市販されている
LANケーブルを使うほうがおすすめです。

最近ではかなりケーブルの長さの種類も豊富になり、商品も多くなっているのでコストも
かなり下がっています。

ただ自宅の多機能コンセントにLANコンセントも付けたい、という場合には自作の
LANケーブルを使うことが必要になることも。

特に電話線の配管では管の直径が狭く、LANケーブルのコネクタ部分が通らないという
場合がとても多いのです。

その時には先にケーブルだけ通して、後からコネクタをつけるということになります。
自作LANケーブルを作るのと同じ作業が必要になるのです。

コネクタ付きのLANケーブルを配管に通す場合、途中で引っかかると他のケーブルに
悪影響が出るという危険も大きくなります。

作業のやり安さを考えてもケーブルだけを通して、後からコネクタを付けるほうが
おすすめしやすいのは事実です。

自作LANケーブルを使うことが必要になるなら、この作り方を参考にしてください。

   
   

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