マンションなどの集合住宅で新しく光回線の設置をする場合に注意したいのが
配管があるか、という問題です。
基本的に電話線などを外部から引き込みをする一戸建て住宅では多くの場合で
壁の内部などに回線を通すための配管が設置されています。
でもマンションなどの集合住宅で、もし配管がないという場合には光回線を
新しく設置するにはどうしたらいいのでしょうか。
マンションでは新しく光回線を自宅に引き込むということが少ない
まず言ってしまうと、マンションなどの集合住宅で新しく光回線を設置工事する
という状況はあまり考えられません。
基本的に「光回線導入済み」というマンションなら共有部分まではすでに光回線が
設置されている状態です。
例えばNTTのサービス、フレッツ光で考えると共有部分にはすでに電柱などから
引き込みをされたNTTの光回線ケーブルが設置されているはず。
そこから各部屋まで電話回線などを使って、回線を分配して接続させています。
各部屋でフレッツ光に契約すれば回線をつなぐ、ということになります。
これが「VDSL方式」という光回線の分配方法で、古いタイプのマンションなどでは
多く使われている分配方式です。
最近建築されたマンションなら、最初から壁に光ファイバーケーブルを設置して
共有部分から部屋まで全て光ファイバーケーブルでつなぐ、という方式を使う場合も。
これを「光配線方式」といいますが、この場合も後から部屋まで光回線を設置する
という工事を行いません。
つまり「配管がないマンションで光回線を設置する」というのは、すでに建物で
契約している光回線サービス以外を個人的に契約する場合ということになります。
ちょっと特殊な感じですが、この状況が起こらないということではありません。
十分に考えられる状況でもあるのです。
配管が全く無い場合は外壁に穴を開ける
具体的なことを言えば、すでにブロードバンド回線が設置されているマンションに
個人的にNURO光を設置する場合には新規で光回線設置工事が必要になります。
この場合はマンションでも一戸建てと同じ個人での回線契約になります。
そのために光ファイバーケーブルもその人の部屋に直接引き込みをすることになります。
部屋の中に光回線を引き込むためには、外部からの回線を通すための配管が必要で
一戸建ての場合は電話回線の引き込み口やエアコンダクトの配管を利用します。
ただし集合住宅、マンションやアパートの場合にはこれらの配管が外部にはない
または位置的に使えないということもあります。
光回線は基本的に電柱から引っ張ってきて室内まで引き込みをします。
電柱と配管の位置によっては引き込みに使えないのです。
こんな時にどうやって引き込みをするのか。
一戸建てなら基本的には壁に穴を開けてそこに光コンセントを設置します。
でも高層マンションなどの場合、壁がコンクリートで出来ているので穴を開ける
という方法も使う事が出来ません。
それにアパートなどで壁に穴を開けることが出来る場合でも、勝手に工事をする
ということは出来ません。
特に賃貸の場合、管理会社や大家さんに連絡をして工事をする許可を取ることが
必要になります。
分譲マンションや一戸建てなら所有者の許可があれば工事をする事が出来ます。
許可をもらっていない場合は一度工事が止まることになります。
許可をもらってもコンクリートの外壁にドリルで穴を開ける、という工事は出来ないので
この場合は別の方法を考えることになります。
新しい工法の「すき間配線」が使える場合もある
以前は基本的に配管がない場合には壁に穴を開けるという選択肢しかありませんでした。
これが使えない場合にはほぼお手上げという状況でした。
でも最近ではもう1つの新しい工法が出来る可能性があります。
それが「隙間配線インドア光ケーブル」という工事方法です。
名前のとおりにサッシやドアの隙間に光回線を設置する方法です。
隙間が2㎜あれば設置可能となっています。
光ファイバーケーブルは曲げられる角度に限界があり、急激に曲げてしまうと中で
ケーブルが断線しやすいという欠点があります。
このために配管があっても急激に曲げられている場合、そこに設置することが出来ない
ということもありました。
でも隙間配線インドア光ケーブルの場合、特殊なケーブルを使って細かく曲げることが
出来るようにしたケーブルをドアやサッシの隙間に通すのです。
新しい工法なので対応しているところが少ないというデメリットがあります。
ただ壁に穴を開ける必要がないというのはかなり魅力的です。
一般的な配管を使った光回線の設置方法を確認してみる
配管がないマンションなどで光回線を設置する場合、というのを考える前にまずは
現状配管を使って光回線を設置する工事の手順などを確認しておきましょう。
先ほど少し説明をしましたが、新しく光回線をその部屋のみに設置する場合には
集合住宅でも一戸建てと同じ工事方法を使います。
そして光ファイバーケーブルを持ってくる電柱と、その部屋の位置関係でどの工事方法を
使うのか決める事になります。
それに場合によっては外部からの引き込みに使える配管が設置されていないということも
考えられるので、実際には選択肢がそれほど多くはないのですが。
使われるのは「電話線引き込みの配管を使う」「エアコンダクトの配管を使う」それに
「壁に穴を開ける」という方法です。
それぞれの詳しい工事方法と手順などを確認してみましょう。
電話線の引き込み配管を使って光回線を設置する
一戸建てでは多く利用されているのがこちらの光回線設置方法です。
電話回線は電柱から直接自宅内に電話回線を引き込んで、接続させています。
途中で分電盤などを経由することもありますが、基本的にはそれぞれの部屋に配管が
設置されているはず。
それを使うのでどこの部屋にも光回線を設置しやすいというメリットがあります。
それに光回線も電話回線も、どちらも電柱から引いてくるので配管の位置も使いやすく
引き込みのための工事もしやすいです。
工事の手順としては光回線を引き込んで、電話のモジュラージャックと同じところに
光コンセントを設置します。
そこからONUにつなげて、後はパソコンやWi-Fiルーターなどに接続すれば
インターネットが使えるようになります。
注意点としては電話回線用の配管が光回線を通すために使いにくい場合があること。
特に急激に折れ曲がっている配管は光回線を通すことが出来ません。
それに電話回線以外に、すでに何かの回線を通している場合には光回線を通すことが
出来ない、光回線の設置スペースがないという可能性もあります。
またマンションなど集合住宅の場合には電話回線を部屋別に引き込む、ということが
ほぼありません。
つまりマンションには部屋に電柱から引き込みをする電話回線の配管がない、という
場合も多いのです。
エアコンダクトの配管を使って光回線を設置する
エアコンは室外機とつなげるために壁に配管を通します。
多くの場合は室外機のそばに配管も設置されることになりますが。
基本的には雨などが入らないように配管にはカバーをかけることが多いので
外から見ても壁に穴が空いているようには見えません。
そしてエアコンダクトの配管は、以前の場合かなり広く取られていたので光回線の
ケーブルを通すくらいの余裕は十分にありました。
マンションでも各部屋に、それぞれエアコンを付けているというところは多いので
基本的に使いやすい配管でもあります。
工事方法としては電柱から伸ばした光ファイバーケーブルを、壁に沿わせるように設置
そのままエアコンダクトの配管まで持っていきます。
カバーの隙間などに光ファイバーケーブルを通して、エアコンダクトから室内まで
光回線を引き込むということになります。
光コンセントが独立型でエアコンの近くに設置されるのが特徴的です。
問題点として最近はエアコンダクトの配管をかなり狭く作ることが多いこと。
光回線を通す余裕がない、という配管も多くなっているのです。
それに電柱の位置とエアコンダクトの配管の位置によっては壁にかなり長い距離
光回線を設置する必要ができてしまいます。
その場合、マンションの外観が悪くなる、最悪の場合壁に設置するためのフックを
つけるための傷が付いてしまうということも。
賃貸の場合はすでに空いているエアコンダクトの配管を使う場合でも、管理会社や
大家さんの許可を取ることが必要になります。
壁に穴を開けて光回線を設置する
電話線の配管もエアコンダクトもない、という部屋に光回線を引き込む場合には
基本的に壁に穴を開けてそこに光コンセントを作るという方法を取ります。
ただ賃貸、特にマンションでこの方法を取ることはほぼありません。
特に高層マンションでは壁に穴を開ける事が出来ないので。
一戸建ての場合でもコンクリート造など、外壁をコンクリートで作っている場合に
新しく穴を開けて光回線を引き込むという工事をすることはありません。
特に賃貸の場合、穴を開けることの許可をもらうのがとても大変です。
一応「原状回復」ができればいい、という方もいるようですが。
ちなみに一戸建ての場合でもエアコンダクトや電話線の配管の位置が電柱から遠いなど
色々な理由で新しく穴を開けるという工事になることはあります。
穴を開ける場合、光ファイバーケーブルを通したところに光コンセントを設置します。
外装にも処理をして、雨などが入らないようにシールド加工が行われます。
開ける穴自体も直径2cm程度なので壁の耐久性などに問題はありません。
やはり問題点としては「壁に穴を開けることの許可をもらう」ことでしょうか。
隙間配線インドア光ケーブルを使って光回線を設置する
光回線は細かく曲げることが出来ない、かなり繊細に取り扱う必要がある通信回線
という印象です。
実際に電話回線の配管に通す場合でも、あまりに急角度で設置されているとそこを
通すことが出来ないのです。
ただ最近ではかなり急激に曲げても大丈夫な特殊回線も開発されました。
それを使った新しい光回線設置方法が「隙間配線インドア光ケーブル」という工法です。
ドアやサッシの隙間が2㎜あればそこに光ファイバーケーブルを通して、室内に
配線を引き込むことが出来ます。
電柱の位置からドアと窓、どちらを使うのか判断して設置工事を行います。
光回線を壁に沿わせて持ってくるので、やはりちょっと外観が悪くなる問題もあります。
ドアやサッシを通すところでは特殊な、細かく折れ曲がっても大丈夫な回線を使うので
ドアや窓が閉まらなくなる、ということはありません。
本当に隙間にケーブルを設置することが出来るので、賃貸住宅で配管がないという
場合でもかなり気軽の工事を行えるというメリットがあります。
最近始まった工事方法なので、対応しているところが少ないというデメリットも
あるのですが。
大きく外壁などに傷をつけることなく光回線の引き込みが出来る、という注目の
工事方法ではあります。
新しく光回線を設置するなら基本的には配管を使う
基本的にはあまり「新しく光回線を設置する」ということがマンションなどでは
ありませんが、状況によっては必要になることも。
その時には一応、光回線が引き込み出来る配管を使って行うのが一般的です。
それがない場合、設置工事の方法がかなり限定されるということも。
普通は事前に光回線の設置工事をする建物を下見してから契約をするので
直前になって工事ができない、ということは少ないです。
つまり工事をする当日に「外壁に傷をつけるので許可をとってください」と言われるのは
とても少ないはずです。
ただし回線工事業者と契約者の間にプロバイダや契約代理店などが入ることで
連絡が取りにくくなるという可能性も。
この場合、トラブルが出る可能性も高くなるので工事内容や日程の確認はしっかりと
やっておくことをおすすめします。
特に引き込みが出来る配管がないマンションの場合、どんな配線工事になるのかを
確認するのはとても重要です。
一般的なマンションの光回線分配方法
光回線などのブロードバンド回線は基本的に一つの建物に1つの回線が設置され
それを建物内の契約者が共同で使うことになります。
1つの回線を分配して使うことになるのが一般的です。
つまりマンションでは共有部分に光回線を引き込んで、それを契約者で分配します。
そしてこの「回線の分配方式」というのが一時期ちょっと問題になりました。
方法によっては光回線の通信速度を十分に使うことができなくなるためです。
元々1つの回線を契約者全員で使うために、同時に多くの人がインターネット回線に
接続した場合にはかなり通信速度が遅くなります。
それに加えて、回線の分配方式でも通信速度が遅くなるというのはかなりのストレスが
ユーザーにかかるということになります。
でも全ての分配方式で通信速度が大きく変わる、というわけでもありません。
また分配方式で必ず通信速度が下がる、と限らないのですが。
では一般的にマンションなどの集合住宅で使われている、光回線の分配方式を
確認してみることにしましょう。
VDSL方式
インターネットが普及した直後くらいから、かなり多くのマンションでも使われている
光回線の分配方式が「VDSL方式」です。
簡単に説明すれば、こちらはマンションなどに最初から設置されている「電話回線」を
利用して光回線を分配する方法です。
マンションの共有部分に引き込まれた光回線はアナログ信号に変換されて、電話線を
使って契約している部屋まで接続されます。
契約した部屋ではモジュラージャックを分岐させ、電話機とVDSLモデムに接続をします。
VDSLモデムではアナログ信号をパソコンで読み込めるデジタル信号に変換します。
この方法だと光回線を一度電話回線に通してからパソコンなどに接続するので
通信速度がアナログ回線の上限下り100Mbpsとなってしまいます。
一応NTTのサービスで追加の月額料金を支払うことで下り速度の上限を上げることも
出来るのですが。
せっかく光回線を使っているのに、何もしない場合下り速度は普通のADSLと同じで
下り100Mbpsが最高速度となってしまいます。
当然最高速度なので、普通に使っている場合はもっと通信速度は遅くなります。
ただしメリットとしては多くのマンションですぐに導入できること。
マンションで電話回線が設置されていない、ということはほぼないのでどんな部屋でも
すぐに導入することが出来ます。
状況によっては回線設置工事の立ち会いも必要ないので、最短2週間で光回線が
開通するという素早い対応も魅力となります。
光配線方式
最近のマンションではかなり多くなっているのがこの「光配線方式」です。
こちらの場合、最初から光ファイバーケーブルを各部屋まで設置してあります。
共有部分から全ての部屋に光ファイバーケーブルが設置しているので、引き込みをした
光回線を光ファイバーケーブルで分配することが出来ます。
光回線の通信速度をそのまま、劣化させることなく使えるという魅力があります。
ただし同時に多くの人数が使えば、通信速度が落ちることになりますが。
共有部分でONUに接続せずに、光ファイバーケーブルを使って分配しているので
契約者の部屋でONUに接続させることが必要です。
新築マンションなら最初から多機能コンセントが作られていて、そちらに光回線の
差込口も付いているという状況が多いかと。
また多機能コンセントにWi-Fiの中継機がついている場合、中継機のSSIDを
スマホなどで設定するだけでネット接続が出来るというところもあります。
この場合は多機能コンセントに分配する前にONUに接続させることが必要なので
回線集約ボックスなどを作る必要があるのですが。
サービスとしてはとても魅力的なのですが、光配線方式は建物ができた後につける
ということがとても難しいです。
LAN配線方式
こちらは共有部分に引き込みをした光回線にONUを接続、そこからパソコンなどに
接続するLANケーブルを全ての部屋に配置する方式で分配しています。
引き込みをした光回線は共有部分ですでにONUに接続されています。
各部屋にはLANコンセントがあって、そこにケーブルを接続するだけです。
自宅に回線終端装置を設置する必要がないので、回線工事に立ち会いをすることもなく
かなり簡単に光回線を使うことができるという魅力があります。
ただこの分配方式を利用しているマンションはかなり少ないです。
基本的にはほぼ見かけることがありません。
分配方法としては、大きなルーターを使って全ての部屋で回線を共有するということで
場合によってはルーターを通して別の部屋のパソコンを見ることが出来てしまうことも。
それなりの知識が必要になりますが、セキュリティという面ではちょっと不安です。
インターネット接続サービスとしてはとても手軽で便利なのですが。
今現在採用されている建物がほとんど無いのであまり気にする必要はないかと。
光配線方式のリフォーム物件に注意
光回線の分配方式では基本的に建物によって利用している方式が違うので
入居の時に確認することが注意点となります。
それと光配線方式の場合、たまにあるのですがリフォーム物件でのトラブルが
確認されています。
建物としては光配線方式で分配をしている、という登録がされています。
実際に以前はそのままインターネットを使う事が出来たのでしょう。
でも部屋によってリフォーム、フルリノベーションなどをした場合に配管を大きく
変更してしまっていることがあるのです。
以前報告されたトラブルでは、リフォーム後に壁の中で配管が切られている。
途中でなくなっているという状態になっていたそうです。
配管がないので光ファイバーケーブルを通すことが出来ず、配管を設置するには
壁を壊して設置後に修繕するという大掛かりな工事が必要になります。
以前も光配線方式を使っていたから、リフォーム後も普通に光回線を設置できる
と思ったら実際には光回線を引き込むことが出来なかった、ということです。
かなり特殊な例ではありますが、こんな事があるということも覚えておきましょう。
分譲マンションでの配管のトラブル
今まで確認してきたのは、基本的に賃貸住宅のマンションの場合です。
では分譲マンションの場合はどうなっているのでしょうか。
やはり基本的には電話回線の配管を使った光回線の引き込みを行います。
そして分譲マンションの場合、各階にある回線集約ボックスから引き込みをする場合も。
特に後から光配線方式を導入した場合、以前購入していた人がインターネット回線を
使っていなかったということも考えられます。
その場合は新しく購入した人が、共有部分から光ファイバーケーブルを室内まで
引き込みをすることが必要になります。
そしてこの場合も基本的には電話回線の配管を使うのですが。
それが使えないということも報告されています。
その電話回線の配管が使えないというトラブルの状況を確認してみましょう。
配管が急激に曲げられている
電話線は比較的自由に曲げることが出来るので、配管もそれに合わせてかなり
急激に曲げてしまっているということもあります。
そして光ファイバーケーブルは電話線に比べると自由度が少ないので、あまり急激に
配管が曲がっている場合には通すことが出来ないのです。
無理に通してもケーブルが破損してしまえばインターネット回線接続は出来ません。
それに抵抗が大きくなって通信速度が出ない、という可能性も高いです。
壁の中の配管なので実際に回線設置工事をするまでその状況がわかりません。
最悪の場合は光回線の設置ができない、ということもあります。
使える配管がない
分譲マンションの場合、壁に穴を開けてケーブルを通すという工事が出来ません。
コンクリートの壁という場合が多く、穴を開ける事が出来ないためです。
光回線を設置するには配管を使うことが必須なのですが、光ファイバーケーブルを
引き込むために使える配管がないということも多いのです。
先ほどのように電話回線の配管は電話のために作られているので光回線では使えない。
エアコンダクトも最近ではかなり狭くなっているので余裕がない。
この状態では光ファイバーケーブルを引き込むことが出来ないのです。
一応可能性としては隙間配線インドア光ケーブルが使えるかもしれないのですが。
外観を気にするマンションの場合、外壁などにケーブルを見えるように設置することが
許可されないという可能性もあります。
当然この場合は光回線の設置工事が出来ない、ということになります。
リフォームで配管が切れている
先ほど説明したリフォームで配管が途中からなくなっているという状況が多いのは
分譲マンションを中古で購入したときです。
リフォーム済み、新築同様というかなりきれいな状態で売買されるのは多いです。
ただし壁の中まで見ることは出来ません。
特に電気関係と通信関係の配管はかなり無茶をしてリフォームすることも多いらしく
配管が途中でなくなるというのも多いのだとか。
後はコンクリートのかけらが配管を圧迫して、狭くなってしまっているということも
報告されています。
リフォーム済みの物件は、インターネット回線の設置状況を確認してから契約する
ということをおすすめします。
光回線の引き込みに使える配管のないマンションも考えられる
現状ではインターネット回線はライフラインの1つ、と言われるほど普及しています。
当然多くのマンションで光回線を使うことが出来るようになっているはずです。
でも新しく光回線を設置する場合、その光回線の引き込みをするために必要となる
配管がないということも考えられるのです。
一戸建ての場合は電話回線の配管にエアコンダクトと、かなり多く外部とつながっている
配管があるので基本的にはどこかが使えるはず。
でもマンションの場合、特に高層マンションでは配管と電柱の位置関係でも使えない
という可能性も多いのです。
ただマンションで新しく光回線を引き込むことが必要になる、という状況はそれほど
多くはないかと。
基本的に現在使える光回線の分配方式でインターネットをするには大きな問題もなく
契約ができるはずです。
新しく光回線を設置できない場合は、既存の回線を使うことをおすすめします。