いつも使っているインターネット回線が突然使えなくなった時にはとても焦りますよね。
今ではインターネットは生活に欠かすことができないサービスの1つです。
でも意外にインターネット回線のサービス内容や、トラブルの解消方法など知らない
という場合も多くあります。
そこで今回は突然「インターネット回線を判別中です」と出たときの解決策を
考えてみることにしましょう。
インターネット回線判別中は無線LANルーターの設定画面で出る場合が多い
人によっては「インターネット回線判別中」という画面が出る、という症状について
意味がわからないという方もいるかと。
これは特にBUFFALOのルーターを使っていて、無線LAN接続している時に
出ることがある画面のことです。
パソコンやスマホは関係なく、端末を起動させた時に画面上にルーターの
設定画面のようなものが表示されています。
その中央部分にメッセージが書かれていて、そこには「インターネット回線の
判別をしています」ということが書かれています。
ちなみにBUFFALOの画面の場合には「Internet側の確認を行う」というボタンも
一緒に表示されているはずです。
これを押せばルーターのインターネット接続設定を行うことができます。
インターネット回線判別中になる原因はいくつか考えられる
画面上に表示される「インターネット回線判別中」は無線LANルーターのものが
多く報告されています。
でもこのインターネット回線判断中になる原因として考えられることは
無線LANルーター以外にもあるのです。
簡単に言えば今端末からインターネット回線への接続ができない、または難しい
という状況になっているという報告が先ほどの画面表示です。
つまり無線LANルーター以外にも回線接続のために使っている回線終端装置や
プロバイダ、更にはインターネット接続回線自体にも原因が考えられます。
つまり必ず無線LANルーターを調べれば原因が分かって、インターネット回線に
接続できるようになる、というわけでもないのです。
確かに無線LANルーターが原因、という状況も多いのですが。
そこだけが原因ということではない、というのも覚えておきましょう。
待っているだけで判別中が解消されることは少ない
インターネット回線の判別中、という表示だと「待っていればいつかは判別が終わって
インターネットに接続できる」という感じもしますが・・・
実際には、これは現在インターネット接続回線につながる回線がない状況なので
繋がる方法を探している、ということです。
つまり端末からインターネット接続ができない状態ということです。
その原因によっては待っていれば解消されることもあるのですが・・・
基本的には原因を見つけて取り除く必要があります。
そして取り除くのはやはり基本的にはユーザーが行うことになります。
自分でインターネット回線接続が出来る状況を作る必要があるのです。
ただし原因によってはユーザーが出来ることはありません。
その場合は業者に頼むことが必要になります。
ではどうすればいいのか。
その解決方法を確認していくことにしましょう。
インターネット回線への接続ができない原因がどこにあるか探す
インターネット回線判別中というのは先ほど説明した通り、インターネット回線に
接続することができない状況ということです。
ではその原因はどこにあるのか。
それをまずは判断することが必要になります。
色々と回線接続ができない状況の理由は考えられるのですが、端末に画面で表示される
ということは少なくても端末は正常に動いていると判断できます。
そこでそれ以外のところに原因がある、と考えると可能性があるのは
1. ONUや無線LANルーターなどの通信系の周辺機器
2. インターネット回線やプロバイダなどの業者
3. ユーザーの月額料金未払いによる利用停止措置
というところでしょうか。
この中でも3つ目の月額料金未払いはプロバイダや回線業者、場合によっては
クレジットカード会社から連絡が来ているはずです。
この場合はちょっと確認方法と状態回復のための対処方法が違うので・・・
今回はちょっと考えないことにします。
まずは通信系の周辺機器の状態を確認してみましょう。
ONUや無線LANルーターのランプを確認してみる
最初にやるべき確認は、ONUや無線LANルーターのランプを確認すること。
周辺機器が状態の異変を認識しているのかを確認します。
ONUや無線LANルーターには本体にランプがあります。
電源ランプやUNIランプ、インターネットランプなど様々なタイプがあります。
これらは通常、正常な状態なら緑色で点灯しているはず。
回線接続、通信時には点滅する、というランプもありますが。
基本は緑色で点灯しているはずなので、このランプの状態を確認しましょう。
もし赤やオレンジ色に点灯しているなら何か異常を検知しているということになります。
それに消灯している場合にもその機能が使えない状態にある、という意味になります。
まずはランプを確認してみましょう。
緑色ではない状態のランプがあったら、それが原因の可能性は高いです。
それぞれの状態回復方法をやってみましょう。
ちなみにONUなど回線終端装置のランプ状態と回復方法は、基本的に回線業者の
公式サイトで確認ができます。
無線LANルーターの場合は、購入しているなら説明書が同梱されているはずです。
またはメーカーの公式サイトからダウンロードすることもできます。
インターネット回線につながらない状態では確認も厳しいところですが、別回線など
利用して確認をしてみましょう。
周辺機器の再起動をしてみる
こちらは原因の箇所を特定する、という方法ではないのですが・・・
インターネット回線の判別中という状態を回復させるために効果的な方法です。
それは回線終端装置と無線LANルーターを再起動させる、という方法です。
電源スイッチがない場合は電源ケーブルを抜いて、電源を切ります。
ACアダプターにつながっている電源ケーブルを引っこ抜く、という単純な方法ですが
周辺機器の細かな不具合を解消するためにはかなり効果的です。
電源を切る順番は無線LANルーターから、続いて回線終端装置の電源を切ります。
そのままできれば1分くらいは放置しておきましょう。
人によっては10秒程度でも大丈夫、という意見もありますが。
あまり短いと内部の電力がなくならずに、バックアップ機能が働いている可能性も。
長くなりすぎても大きな問題はないので、人によっては30分程度放置という方も。
一応1分程度でも十分だと考えられます。
電源を入れる順番は、さっきと逆に回線終端装置から。
完全に起動したのを確認してから無線LANルーターの電源を入れます。
これで普通にインターネット回線への接続ができる様になる、ということは多いので
とりあえず試してみるのをおすすめします。
回線終端装置とパソコンを直接つないでみる
通信系の周辺機器を再起動しても、やはりインターネット回線の判別中と出るなら
今度はパソコンと回線終端装置を直接LANケーブルでつないでみます。
これでインターネット回線への接続ができれば、問題は無線LANルーターにある
ということがわかります。
ただ普段インターネット接続に無線LANルーターを中継している場合にはパソコンから
インターネット接続が出来るように設定する必要があります。
ONUやVDSLモデムなどの回線終端装置には「UNI」というポートがついています。
こちらとパソコンのLANポートをLANケーブルで接続します。
その後パソコンでインターネット接続のための設定を行います。
パソコンのOSによって設定方法が違うので、それぞれ説明しておきます。
Windowsでのインターネット接続設定の方法
Windowsの場合、コントロールパネルから「ネットワークとインターネット」を選びます。
OSのバージョンによってコントロールパネルの位置がちょっと変わるので注意。
ちなみにWindows10の場合はスタートボタンの中にある「Windowsシステムツール」の
中にコントロールパネルがあります。
ネットワークとインターネットから「ネットワークと共有センター」を選んで、その中の
「新しい接続またはネットワークのセットアップ」を選びます。
新しくウインドウが開くはずなので、そこから「インターネットに接続します」を選ぶと
プロバイダから提供されるIDとパスワードの入力が求められます。
正しく入力をして「接続」を選ぶとインターネットへの接続ができるはずです。
出来るならONUなど回線終端装置には問題がない、ということになります。
Mac OSでのインターネット接続設定の方法
Mac OSの場合はアップルメニューにある「システム環境設定」を選びます。
その中にある「ネットワーク」をクリックするとウインドウの左下に「+」があります。
その「+」を選ぶとプルダウンメニューが開き、その中に「PPPoE」という選択肢が
でてきます。
これを選ぶと更にプルダウンメニューとして「Ethernet」を選びます。
これが新しいインターネット接続のためのショートカットになります。
使っているサービス名などわかり易い名前をつけて、プロバイダからの接続情報を
入力します。
最後に「適応」を選べば新しいインターネット接続設定が完了します。
これを使ってインターネットに接続できれば回線終端装置に問題はありません。
無線LANルーターに有線接続をしてみる
回線終端装置に直接LANケーブルでの接続をして、問題なくインターネットに
接続ができれば問題は無線LANルーターにある、ということになります。
ONUなどに直接接続してもインターネット接続ができなければ、回線終端装置の
故障か回線やプロバイダの問題ということになります。
この場合は回線業者に連絡をしてONUなどの交換修理を申し込みましょう。
回線終端装置に問題がないなら、無線LANルーターに直接LANケーブルをつないで
有線接続をしてみます。
普段から無線LANルーターを使っているので、普通にIDやパスワードは登録済みのはず
ですが今回は一応最初から設定を確認するためにも、やり直してみます。
有線LANで接続しているなら、パソコンのブラウザから無線LANルーターの設定画面に
アクセスできるのでそのまま設定もやってみましょう。
設定の方法は無線LANルーターの説明書に書いてあります。
それを参考にプロバイダの接続情報などを入力しましょう。
これでインターネット接続ができれば、インターネット回線の判別中が出る原因は
無線LAN機能にある、ということがわかります。
故障している可能性が高いので、メーカーに連絡して修理をするか新しく買い替える
ということになるかと。
無線LANルーターのファームウェアの更新もしてみる
無線LANルーターの再起動をすると、インターネット回線の判別中という表示が
出なくなるのですが、少しするとまた表示されるという人がいました。
何度も繰り返される、ということでしたが無線LANルーターのファームウェアを
最新版に更新したところ表示が無くなったそうです。
無線LANルーターは基本的に自動的にファームウェアの更新が行われないので
購入したユーザーが自分で更新をする必要があります。
状況によってはこのファームウェアが原因で「インターネット回線の判別中」という
表示が出ることもあるようです。
設定画面から接続設定をやり直す時に、一緒にファームウェアのバージョンも確認して
必要ならば更新をしておくというのもおすすめです。
周辺機器と端末をつなぐ時にケーブルの確認もしておく
ONUやVDSLモデム、無線LANルーターをパソコンと直接つなぐなど
ケーブルを使う時には、一緒にケーブルの確認もしておきましょう。
インターネット回線の判別中、という表示の原因としてLANケーブルの不具合
というところも考えられるのです。
単純にLANケーブルは接続端子が経年劣化で壊れてしまうと、ケーブルが抜けやすくなり
回線として機能しなくなるということもあります。
また家具などでケーブルを踏んでいる場合に、中で断線してしまっているということも。
この場合は当然ですがインターネット回線につながりません。
これらの状況を確認するためにも、今まで接続に使っていたケーブルを見直してみる
という確認がおすすめです。
それにLANケーブルを変更するだけで通信速度が改善されるということもあります。
最近ではCAT7のケーブルもかなり安くなっているので交換するのもおすすめです。
インターネット接続ができない原因がどこにあるのかわからない、という状況では
ケーブルなどの確認もとても重要になるのです。
ユーザーが原因ではないという可能性もある
基本的に「インターネット回線の判別中」というメッセージは原因となっているのが
無線LANルーターやそのケーブルなどです。
これらが原因の場合は、ユーザーが自分で対応することが出来るのですが・・・
それ以外が原因という可能性もあるのです。
それがプロバイダのメンテナンスや工事でのサービス停止、更に回線業者の工事や
メンテナンス、場合によっては通信障害ということも肝がられます。
インターネット回線の判別中、と出るのですが実際にはインターネット接続回線が
使えない状況になっているということです。
当然その原因としては回線業者やプロバイダが関わっていることもあります。
そしてこの場合、ユーザーが出来ることはありません。
何も出来ないのですが、その状況として考えられる原因を探ってみましょう。
プロバイダのメンテナンスや工事の場合は事前に連絡が届く
普通はあまり頻繁にあることではないのですが、プロバイダが大規模なメンテナンスを
行うという時に一時的にサービスの提供を停止します。
また工事をする場合にもその地域でのインターネット接続ができなくなる、という状況は
多くあります。
ただその場合、基本的にプロバイダから事前にメンテナンスや工事の連絡が事前に
メールなどでと解くはずです。
特にプロバイダの場合、ユーザーにはプロバイダからメールアドレスが配られているので
そちらにはメンテナンス情報などが届きます。
最近はあまりプロバイダメールを使う人が少なくなっているのですが・・・
たまにはメールボックスを見て、プロバイダなどからの連絡を確認しておきましょう。
後は大規模な地域でのメンテナンスや工事の場合は、公式サイトでも発表があります。
こちらのほうがわかりやすいことも多いので、公式サイトも確認しておきましょう。
回線業者でもメンテナンスや工事の可能性はある
プロバイダと同じく、回線業者でもメンテナンスや工事をする場合があります。
ただしこちらの場合は特定の地域や建物という事が多いかと。
フレッツ光を使っていればNTTから、光コラボの場合は回線がフレッツ光でも
連絡は光コラボ業者からはいるはずです。
それにNURO光やauひかりの場合は光コラボと同じくプロバイダからの連絡が
事前に来るはずです。
回線のメンテナンスや工事の場合、かなり限定された地域ということも多いので
メールなどではなくチラシなどで連絡が来る可能性も高いです。
特定地域の回線交換工事という場合には、対応地域に通信ができなくなる時間帯を
記載したチラシが配られるということもあります。
私の地域でも一度、午前中にインターネットがつながらなくなるというNTTからの
チラシが自宅に投函されていました。
それを忘れていて、かなり焦ったということもありましたが・・・
マンションなどのメンテナンスで一時的にネットができなくなることもあります。
こちらもマンションの掲示板や各家庭へのポスティングという形で連絡が来る
ということも多いです。
メール以外での連絡もあるので注意しましょう。
通信障害は突発的なので対処方法がない
通信障害の場合、本当にユーザーが出来ることがなく、しかも突発的なので
対処もできないというのが正直なところです。
以前にあった、大手キャリアのソフトバンクが通信障害を起こした時にはスマホなどの
モバイル端末だけではなくかなり多くの通信ができなくなったという状況でした。
回線復旧は業者の頑張り次第、ということになるのでユーザーが出来るのはただ祈るのみ
ということになります。
一応の対策としては、1つ回線が使えなくてもサブ回線を契約しておくことでネット自体
使えるようにしておくことは出来ます。
光回線など固定回線が使えなくても、モバイルルーターなどのモバイル回線は使える
という状況は多いです。
格安SIMでもいいので、別の回線を契約しておけば安心できるかと。
メンテナンスや工事は基本的にユーザーの少ない時間帯
通信障害は何も出来ない状況になるのですが、メンテナンスや工事の場合は一応
基本的にユーザーが少ない時間帯を狙って行われるはずです。
大規模なメンテナンスを、ユーザーが一番集まる夜9時から始めるというプロバイダや
回線業者はいません。
多いのは最深夜帯、真夜中の3時過ぎや明け方の5時など比較的ユーザーの利用が少ない
と考えられている時間帯に行われています。
ただ、当然ですがユーザーが0人ということはなく、人によっては一番使う時間帯に
インターネットができなくなるということになるのですが。
また私のときのように、地域的な問題として午前中などユーザーが多くなる時間帯に
工事をしなければならないという場合もあります。
メンテナンスや工事の場合、問題がなければ時間通りに終わるはずです。
その間は別のことをやって、開通まで待つことにしましょう。
インターネット回線の判別中、という表示の対処方法をQ&Aで確認
無線LANルーターの設定画面から「インターネット回線の判別中」という表示が出る
というトラブルはかなり驚くかと。
ただその対策を知っていれば大きな問題にならずにインターネット接続を回復させる
ということも出来るようになります。
色々と説明をしましたが、もっとわかりやすく簡単に説明をしてみましょう。
よくある質問と合わせてQ&A方式で解説してみます。
インターネット回線判別中の表示がずっと出ているけど、いつ消える?
基本的には無線LANルーターなどの機材のトラブルが原因の可能性が高い。
待っていても消える可能性はかなり低いので原因を確認するほうがいい。
インターネット回線判別中は停電の可能性もある?
停電なら無線LANルーターもONUも使えないので、当然その可能性はある。
でも停電ならランプが消えているのですぐに分かる。
それにパソコンも使えないし、家電が全て動いていないので判断はしやすい。
BUFFALOのルーターでメッセージが出た時、iPhoneでの対処方法
ランプの確認、正常なら通信系周辺機器の再起動。
それでもつながらなければパソコンを使う上記の方法がおすすめ。
パソコンがないなら4G回線でプロバイダと回線業者の公式サイトを確認。
通信障害ではないならサポートダイヤルに連絡して対応を頼む。
BUFFALOのルーターで対策中、パスワードを求められたけど?
ルーターの設定画面にアクセスするにはIDとパスワードが必要。
どちらも説明書に書いてあるので確認。
自分で設定を変えている場合は確かめる方法がないので、工場出荷状態に戻す。
その方法も説明書にあるので参考に。
インターネット回線判別中が頻繁に起きる原因は?
無線LANルーターのファームウェアが古い可能性がある。
最新版を適応させてみることがおすすめ。
メッセージ表示からすぐにインターネット接続設定を確認するのもおすすめ
インターネット回線の判別中、というメッセージが出る時には無線LANルーターの
設定画面に接続できます。
当然IDとパスワードが必要ですが、IPv6方式の通信サービスに変更した時に
このメッセージが表示されることも考えられます。
その時には、すぐに設定画面に行けるのでとても便利です。
設定画面では当然IPv6方式への対応を設定することが出来ます。
それ以外の場合では、やはり無線LANルーターの不具合という可能性が高いようで
その対処を求められることになります。
まずはランプの確認、正常な状態と判断されるならONUとルーターの再起動。
多くの場合はこれで元通りになります。
その後も頻繁にメッセージが出るなら、ファームウェアの更新も効果的です。
原因が見つからずに、全くインターネット接続が出来ないならプロバイダや
回線業者に連絡をしましょう。
ONUが故障しているなら回線業者で交換修理が必要です。
困った時には業者への確認も忘れないようにしましょう。