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国指定重要有形民俗文化財 指定答申     
原木しいたけ(施設栽培)
平成24年1月20日(金)に開催された国の文化審議会で、
角田市の東根地区鳩原の「福応寺毘沙門堂奉納養蚕
信仰絵馬」23,477枚が、国指定重要有形民俗文化財に
指定されるよう答申されました。
200年以上にわたって奉納され続けてきた絵馬です。
正式に指定されれば、 重要有形民俗文化財の分野としては
宮城県内では初の指定となります。
今回の答申を受けまして、期間限定ですが、皆様に絵馬の
一部を公開致しました。
こちらのホームページでは、その絵馬の一部を御紹介
致します。
上写真/平明和5年(1768)、約240年前に奉納された
      最も古い絵馬。
重要有形民俗文化財とは】
産業や生活・信仰など、人々の生活に深くかかわる文化財
のうち、形の有るもの(農具、衣類、絵馬など)を「有形民俗文
化財と呼び、その中でも特に重要で九にが指定したものを
「重要有形民俗文化財」と呼びます。
 ゴールデンウィーク期間中、絵馬100枚を公開致します。
 「絵馬展」の詳細は
詳細は「こちら」
  【ムカデが描かれた理由】 
  絵馬23,477枚のうち、ほとんどがムカデの絵馬です。下の2枚の写真のように、ムカデの絵が「百足」(=むかで)と
  いった文字が書かれています。
  ムカデが描かれた理由は、当時盛んだった「養蚕(ようさん)」とのかかわりと言えます。
  養蚕に大切な蚕(かいこ)がネズミに食べられてしまう被害が多い中で、鳩原地区では「ネズミはムカデを嫌う」と
  言われており、ムカデが蚕の守り神のような存在になったと考えられます。
ムカデの絵が描かれた絵馬。明治13年、丸森村の
人が奉納。
「百足」(=むかで)と書かれた絵馬。「毘砂(沙)門天」の
文字も有ります。
左写真/ムカデからネズミが逃げていく
      様子が描かれている絵馬。
      右下に「養蚕安全」、左下に「退散」
      と書かれていることから養蚕の
      安全とミズミ退散を祈った、絵馬
      だと分ります。


鳩原地区では、ムカデは毘沙門天の使い
とされ大切にされていました。
毘沙門堂絵馬は、「毘沙門信仰」「ムカデ」
「養蚕」という3つの要素が結びついて
絵馬奉納につながったと考えられます。
このような風習は全国的に見ても
類例がなく、貴重であるとして
国の指定を受ける予定です。
【地域の宝】

絵馬の掃除から文字の解読まで、多くの方が絵馬の
調査に参加しました。
毘沙門堂絵馬が国の指定を受ける予定となったのば、
「絵馬を残したい」という地域の熱意によるものです。
先々代から受け継がれ、地域の力で国指定に至った
絵馬は、まさに地域の宝です。
角田市教育委員会は、地域と協力して後世へ
この絵馬を残せるよう取り組みます。
 ※上記写真、掲載は角田市教育委員会 生涯学習課 文化財保護係作成資料を
一部抜粋、略式にして掲載しています。                      
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